時限爆破イバラ用ディスコサーバーを建てた話
これはペナーという者が書いた記事です。
これはドカス・闇 Advent Calendar 2019 ( https://adventar.org/calendars/4890 )の6日目の記事です。ですが、実際は12/24日に記事を投稿してます。20日以降の枠がほしかったんですが埋まっていたので…。
騒乱イバラシティの第1回更新が行われましたね。
これを区切りにした活動をしていたので、そのお話を書きます。
立てて公募
11月の半ば頃、私はイバラシティプレイヤー向けのDiscordサーバーを立てたいなと思ったので、立てました。
Discordサーバーは、ブラウザやアプリを通してログインする事でチャットで交流出来るシステムです。
イバラシティ向けのDiscordサーバーはイバラシティ試遊会の頃から立てられてるんですが、やってみたい事があった為自分で立てました。
そしてTwitterにて参加者を募りました。
以下はそのツイートです。
イバラシティの更新が始まると同時に消滅するDiscordサーバーを立てました。
— ペナー (@pener) November 10, 2019
招待URL→ https://t.co/okUSCw9og8
何に使うか分からないけど何かに使えるかもしれません。 pic.twitter.com/RVLEMCc3I8
イバラシティの第1回更新が始まったタイミング(12/20 20:00)でこのサーバーは削除するぞ という文言がありますね。
これです。これがやってみたかったところでして、こう宣言する事でこのサーバーは余所には無い性質を帯びるのです。
大体どんな問題に対しても「ま、どうせ全部消えるしな!」で済ませられるのです。
フォロワーさんが一人また一人とログインしてきます。いらっしゃい。募集ツイートをRTしてくれたのでFF外からも人が来ますね。
どんな人が来るか分からなくてちょっと怖いですね。まあどうせ消えるので平気です。
設備を置く
あと、MEE6というBOTを導入しました。
これは参加者の発言数に応じて経験値をカウントしていき、それが一定値になるとレベルアップしたとチャットで言ってくるものです。
なんかこう、サーバーにBOTを入れてみたくて、あと顔がかわいかったので入れてみました。
てきとうな理由ですが、なんか問題があってもどうせ消(ry
あと、やり方を知っていたのでIFTTTっていうサービスを使ってTwitterでイバラシティについて検索した結果が流れてくるチャンネルを作りました。壁アカ宛てのツイートとハッシュタグを使ったものが自動的に流れてきます。
我ながらかっこいい仕掛けだと思う一方で、実際はそんな役には立たないだろうなとも思っていました。けど、いいんです。
単に作ってみたかったっていうのもあったんですが、こういう「設備」があるとサーバーとして立派に見える気がするんですよ。なんでもギミックがあればいいってもんじゃないとは思いますが、これはいい置物だと思いました。
そして参加者がチャットする為のチャンネルの整備です。これは大事。
私はいくつかの定期更新用Discordサーバーに参加しているので、最終的にどういうチャンネルが必要になるのかなんとなく分かってるつもりなんですが、最初はあえて「ざつだん」「いらすと」だけを作りました。
ここは私のサーバーだしどうせ消えるので思いっきり私の基準で考えています。
私はバカなので かんじや えいごが 苦手です。あまり読めません。だからチャンネル名はひらがなにしました。ひらがなで字数が多いとそれはそれで読みづらいので4文字に絞りました。3文字や2文字も避けました。4文字に統一する事で「そういうデザイン」っぽくしました。
そしてチャンネル数が多いと参加者が迷子になってしまうし、発言が散り散りになると読むのも返事するのも大変になってしまってコミュニケーションの場として使いづらくなってしまうので、可能な限り少なくしようと考えました。
なので全ての話題が出来るという意味で「ざつだん」チャンネルを作ったのですが、これはちょっと失敗した部分があって、攻略用のチャンネルは別で作るべきでした。一般的な感覚では雑談と攻略談話は別枠なんだと気づいたのが結構後でした。
一方で、まだ最初の更新も来てないから攻略について考えるのはまだ早いみたいな意見も貰ってました。
ルールと誘導
で、この「ざつだん」チャンネル、イバラとは関係ない話も全然オッケーって事にしました。ただ、別のゲームの話は控えてほしいなーって思っていたらなんとなく察してもらえてたみたいで助かりました。
なんでもありにしたのでイバラと関係ない会話が飛び交います。しかしこれは計画通り…。
ここはイバラシティプレイヤー達の為のサーバーですが、イバラシティをテーマとした話題だけを集積する為の場ではなく、正直その辺どうでもいいんですよ。イバラシティプレイヤー達が互いに楽しく交流できればいいんです。そして話したくなった時、話題がある時にイバラトークしていただければいい。大事なのは、そこに至るまでに場を暖めておくことなんです。
ただ、関係ない話題で盛り上がっちゃってイバラの話がしづらい…みたいな事になってしまっては本末転倒でして、参加者が増えるにつれてそうなってしまう兆候が見えてきたので、雑談用のチャンネルを複数に増やしました。
それでも雑談用とイバラ用みたいに分けたりはしませんでした。あくまで部屋、場所を増やすだけ。マルチスレッド的なやつです。
ざつだん1、ざつだん2みたいな無機質な分け方は避けました。前述の通り分かりづらく迷子になるからです。
まず成り行きで作る事になった「隔離病棟」と「さいあく」というチャンネルをR-18や下ネタ向けとして使ってもらって、
続いて作ったのが「ラーメン」というチャンネルです。
説明文も「雑談用のラーメンチャンネルです。」みたいな雑な感じで詳細は省きました。こういうのはいちいち細かい注文付けない方が使ってもらえる気がします。雰囲気だけを伝えたいと思いました。
この頃参加者達が下ネタで盛り上がっちゃうのがちょっと悩みのタネで、なんとかしたくて作ったのがこれです。食べ物を冠したチャンネルで汚ねえ発言はしないだろという魂胆です。
下ネタとR-18の話題は参加者をふるいにかけると思っています。これで場が盛り上がると黙ってしまう人、その場を去ってしまう人が一定数いると思っています。
なので、サーバー全体をそれらが覆ってしまうのは絶対に避けたかったのです。なんでもありで自由な場所でありたいと考える一方で、そこも譲れませんでした。
でも、それを排除してもそれは排除なので同じ事で、やりたい事と違う訳で、どうにかして住み分けして共存したい!とアレコレしていました。
その一環としてR-18的表現をざつだんチャンネルとかでした参加者には「病人ロール」というものを付加して隔離病棟とさいあくでしか発言できなくするというルールを取っていたんですが、懲罰と隔離と住み分けがごっちゃになっていて少し誤解を与える部分があったなあと今では反省しています。
つーかこれは管理人が常に見張っているのが前提なので一般的な手法とするには無理がありますね。終わりが決まっているここだから出来たやり方ですね。ちゃんと機能していたかは定かではないですけど。
MEE6の活躍
MEE6について話を戻しますが、なんとなく入れてみたお遊びBOTの割にはこれがかなり役に立ちまして、まずお遊びだけに遊べるんですね。忘れた頃にレベルアップのメッセージが出てきたりするとちょっとした話題のネタになりました。
そしてMEE6のWebサイトで参加者ランキングを見れたりするのもちょっと面白かったり。
あと、これは発言数ランキングでカウントも表示されるので誰がどれくらい喋っているのか見て分かるんですよ。期間とか日別みたいなのはないけど、ざっくりとしたアクティブ度を見るのに使えます。むしろこれくらいざっくりしてる方がいいのかもしれませんね。貴方の発言をログインから今まで日別で統計しています!!!とか言われるより発言数で経験値を貯めてレベル上げしようぜ!って言われる方が絶対楽しい。
実際大体の参加者さんには楽しんでもらえてた手応えはあるんですが、あくまで大体でしたね。全員!というのは難しい。
チャンネルと絵文字追加し放題
で、目視の様子とMEE6がカウントしたレベルを参考にして、参加者一人一人に権限を配りました。絵文字の管理権限と、なんとチャンネル管理権限。
一般公開サーバーでアクティブユーザーほぼ全員にチャンネル管理権限配ってるサーバー、他にないんじゃないかな…。我ながら控えめに言って狂ってると思います。
勝手にチャンネル立て放題なのはもちろん、削除も出来るんですよね。その気になればサーバー内のチャンネルを一掃してしまう事も出来る。最初はどうせ消えるし!の調子で配ってたけど、思い返せばヤバすぎだったなと思います。皆お利口で助かりました。
それはともかく、参加者の皆はこの権限を建設的に行使してくれて、いつの間にやらいろんなチャンネルが増えてました。私としてはチャンネル数を絞りたかったけど…参加者が求めるならそれもまた、よし!!!
絵文字管理権限もアクティブユーザーほぼ全員に配っていたんですが、普通この権限もそんなばら撒くものじゃないらしいですね(馬鹿)
サーバー絵文字はあっという間にカオスMAXになって絵文字スロット50個がう○こもりもり森鴎外とかデビルマンの文字でいっぱいになっちゃいました。
ちょっと困ったのが、下ネタと著作権グレーな絵文字。絵文字リストは全参加者が見て使うものだから荒れたら困るんですよ。
イバラに関係ないものでも良いけど下ネタ直球と著作権に問題があるもの(版権物の切り抜きとか)はやめてくれ!と言いながら見つけ次第削除したりしたんですが、「これが駄目なのにあれはなんで消さないのか」みたいな雰囲気になって…いや私が全ての下ネタと著作物を常に把握してる訳がないだろ!!!!って思っちゃったんですが、だったら権限ばら撒くなって話なんですよねーー。皆さん気をつけましょうね。
なんて言ってたら某sa参ka加ge者がまさかのサーバーブーストを仕掛けてきて絵文字の登録数上限が+50されて100まで引き上げられる事件がありました。
サーバーブーストはDiscordの有料機能で月額式でサーバーを強化できるやつです。ブーストしてるの初めて見たし、まさか自分のサーバーがブーストされるとは思いませんでした。
それも思いも寄らぬ話ですが、100枠になった絵文字スロットが数日で空き枠ゼロになったのはもう何を信じたらいいか分からなくなる現象でした。
音声通話に集う
あと驚いたのがボイスチャットです。
Discordはボイスチャットが目玉機能なんですが、通話、普通は気の知れた仲間同士の間でやるもんだと思うんです。
我がサーバーにもボイスチャンネルは撤去せず置いておいたんですが、誰かが一人、冗談でマイクミュートにしつつ入室したんですね。ボイスチャンネルは入室者が表示されるのでそれを他の参加者はおもしろおかしく見てたんですが、一人、また一人とマイクミュートにしてボイスチャンネルに入っていく…。
10人近くが全員マイクミュートでボイスチャンネルに入るという珍妙な状況になりました。誰か喋れよ! 互いにツッコミを入れたり一瞬だけミュートを解除したりしてふざけていましたが、最終的には普通に音声通話で雑談するようになってしまいました。
そこら辺からボイスチャンネルにて通話雑談が連日行われるようになり、配信機能でBaba is Youのプレイ配信とかやってる人がいたので見てました。もうなんでもありだな!
このサーバーをなるべく色んな人が使える場にしたいとは思っていたけど、ボイスチャンネルがこんなに使われるとは…存在すら忘れてたくらいだったのに。整理と称して消しておいたりしなくてよかった。
えーともちろんボイチャでイバラの話もしっかりやってましたよ。作業通話的に使ってたり、宣言やRPの相談とかスポットやプレイスについてとか…。
そんな感じで
そうそう、テキストチャットの方でも同様でした。
攻略の話はあまり出なかったけど、スポットとプレイス配置、あとイバラモードみたいな企画についての相談みたいなのは結構やってるのを見ました。なんとか大体期待通りの感じでした。おかげさまで。
参加してくれた皆、盛り上げてくれた皆、ありがとう。おかげでこのサーバーはとても良いものになったと思います。
しかし…まとめてみて気づいたんですが、私自身がイバラの事ほとんど何も出来てないですね。これからがんばりたいなーって思います。
おわり。
— ペナー (@pener) December 20, 2019
おまけ
Twitterに貼り付けてた当時のスクショのまとめです。ここの挿絵に使ってます。